

私が以前乗っていたミニ(BMWのではない)は、いわゆる「97年式」というもので、日本では最終モデルと呼ばれるものでした。
しかし、これがよく錆びました。
最初は、ミニはこんなものかと思っていましたが、おかしなことに、96年までに作られたミニは、それほど錆びないらしいのです。
私がお世話になっていたショップの店主の話によると、97年から、ちょうどBMWがローバーの経営に関わっていた時期で、ニューミニ(現在BMWが売っているミニ)の開発に資金を注力するとともに、既存のミニのコストカットを行なったのでは、とのこと。
具体的には、メッキや塗装の工程を、必要以上に手を抜いたということです。
私のミニも、メッキ部など、裏側は最初から錆びていましたし、ネジも赤錆だらけ。マフラーは3年くらいで腐ってきましたし、ドアも、7〜8年で、内側から腐ってきました。
すべての錆をクリーンにしようとすると、80万円かかると言われ、あきらめました。
私のよりずっとひどい症状のミニも、たくさん見ました。
この話がどこまで信頼できるのかはわかりませんが(ミニ乗りの間では周知の事実と化していますが)、それ以来、「錆」という言葉に、とても敏感になりました。
私は雪国在住ではないので、塩カル由来の錆についてはそれほど神経質になる必要はないのですが、ジムニーには長く乗りたいし、上記のミニの件も踏まえ、新車納車時に、念のため防錆塗装をお願いしました。
ネットで、ジムニーの防錆塗装の画像を見ると、マスキングをあまりせずに、トランスファやサスペンションもシャシブラックで塗装している車を見かけますが…大丈夫なんでしょうか。