2016/01/22

雪の道志へ

18日の月曜日、全国的に大雪でしたね。
ジムニーに乗り換えてからというもの、天気予報で「雪」と聞くと、不謹慎ながらワクワクしてしまいますが、私が住んでいる文京区は、ほとんど雪が積もらず、ちょっと残念。
せっかくの雪なんで、どうしても走りたくなり、仕事を早めに切り上げ、近場の雪深いところへ、スノードライブの練習に行ってきました。

予定ルートはこんな感じ。




・中央道の相模湖東ICで降り、県道517号~県道76号経由で「道の駅どうし」へ。
・「道の駅どうし」から、国道413号を西へ向かい、山中湖を経由して御殿場ICへ。

「道の駅どうし」へは、国道412号~413号を経由すればラクに行けますが、元旦の初めての雪道走行の経験から、おそらく国道はあらかた除雪されていてつまらなさそうな気がしたので(雪道初心者のくせに生意気なこと言ってますが)あえて県道を走ってみることにしました。

夕方に都内を出発したのですが、中央道へ向かう首都高4号線は、雪の影響によるスリップ事故(?)のため、大渋滞でした。マイッタマイッタ。

国立府中から、雪による速度規制(50km)だったように記憶しています。

八王子の料金所に着いたら、ETCレーンは封鎖されてました。
一般のレーンへ誘導され、係員から通行券を手渡されました。
「チェーン規制なんで、出口で、通行券とETCカードを係に手渡してください」とのこと。
…ふーん。
「通行券を手渡す」ことで、一応「スタッドレスタイヤかどうかの確認をした」という印のつもりなんでしょうか? お役所のやることはよくわかりませんが、こういうこともいちいち初めてで新鮮です。

相模湖東ICを降りた時点ですでに日没で真っ暗。
しばらくは普通に除雪されている圧雪路を進みます。

県道に入ってしばらくすると…轍はできていますが、除雪はされていない状態に。
なんか枝が落ちてたり。




15~20センチくらい積もってる感じですかね。結構雪深いです。
先日奥志賀で体験したパウダースノーとは対照的な、ベシャッとして水分が多い、南岸低気圧特有の雪質のためか、スタッドレスだとかえって滑りやすかったです。

ちょっとした待避所の新雪で、軽~くラッセルして遊んでみたり。
チェーンはトランクに積んだままで巻いてない状態だったんですが、上り坂+滑りやすい雪質ということもあってか、結構4Lのお世話になりました。
こういう雪の状態だと、案外マッドタイヤのほうがいいのかなぁ。

かなりぶっとい枝が落ちてたり。




画像には撮れなかったですが)雪の重みで木の枝が折れ曲がって、道路の方に突き出ている箇所も、いくつかありました。
通常なら枝を避けて走行すれば済むことですが、なんせ大雪。走行ラインは基本的に轍に限定されます。
林道よろしく、枝こぎしながらの走行と相成りました(^^;;)

この雪でレンタカーが亀になっています。




牽引してあげようと、その先にクルマを停めました。
しかし、この辺はだいぶ雪深いです。おまけに結構な上り坂。
停止状態から発進を試みるも…タイヤは空転するばかり。4Lに入れてジムニー1台がやっと脱出できる状態。
雪道にもジムニーにも不慣れな私が変に牽引しちゃうと、かえって迷惑をかけそうな気がしたので、JAFにおまかせしました。




やっと国道413号へ出ましたが、この区間はまだ除雪されていないんですね。
対向車2台、ズルズル滑りながら下ってきました。さてはノーマルタイヤ?




しばらく雪深い区間が続きます。
(写真には写っていませんが)ここまでいくつかの除雪車両に遭遇しましたが、春日部ナンバーが多かったですね。




ようやくの除雪された道に。
ε=(^。^;;)フゥ。。。
だいぶラクになりました。
ここまで、そんなに長い雪道ではありませんでしたが、なかなか濃ゆい練習になりました。

ここからは、塩カルがバッチリ蒔いてある感じで、シャーベット状でした。
しかし、雪道素人の私は「ミラーバーン」というヤツが怖いので、慎重に走ります。




道の駅どうしに到着しました。




駐車場は除雪されてますが、トイレへ行こうとしたら、普段は広場になっているはずのところが、一面の雪。
30~40センチくらい積もってますね。
除雪しないと、こんなふうになっちゃうんですね。




山中湖方面へ出発します。
また少し雪が増えてきました。




山中湖以降は、完全に除雪されている道になりました。
一応、県道730号(三国峠、明神峠)へ行ってみましたが、やっぱり通行止めでしたね。
これでこの日の雪道練習は終了です。

道志近辺の道は、半分地元ですから、走り慣れているはずなんですが、これだけの積雪があると、あたりまえのことですが、通り慣れた道も、初めて走る道のように、新鮮に感じました。
短い距離ではありましたが、除雪されていない区間が長かったので、初心者の私は結構疲れました。
でも、雪道楽しいです。また走りに行きたいな。

2016/01/05

雪道デビュー

仕事漬けの年末年始でしたが、急遽、元日の数時間のみ、自由時間ができました。
マッタリお屠蘇とも思いましたが…この機会を逃すと、またいつ走りに行けるかわからないということで、思いつくまま、朝10:00(遅っ)に出発。

元日の21:00に自宅兼仕事場で打ち合わせがあり、それまでに都心に帰ってこなければならないので、近場にドライブといきたいところですが…昨年の12月にスタッドレスに履き替えて以来、早く雪道を走りたくて、ずっとウズウズしてたところです。
ただ、今年は暖冬のため、残念ながら近場に積雪はないもよう。
気象庁のウェブサイトを見ると、最低でも、新潟か長野の北部に行かないと積雪はなさそうです。
9時間で往復するにはちと遠いですが、行ってみることに。
本当は野沢温泉で長湯してマッタリ…といきたいところですが、残念ながらそういう時間はなさそう。ただ走ってるだけで終わりな感じです。
とはいえ、私はメシも食わずにひたすら走り続けるのも結構好きなのであまり問題なしですが。

都内で雪が降ったときなどに、夏タイヤで、おケツを滑らせて遊んだことが何度かあるくらいで、実質雪道は初めて。
当方、40を過ぎたオッサンですが、初めての体験に、子供のようにワクワクしております(笑)。

雪道初心者がスノードライブの練習をするというだけの、内容の薄~い日帰りツーリングですが、想定ルートはこんな感じ。




塩沢石打IC出口(A)を降りる。
国道353号を西北へ~国道117号を西へ向かい、野沢温泉(B)へ。
県道38号を南へ~国道403号を南へ~国道292号を東へ向かい、志賀高原(C)へ。
県道471号を北へ向かい、奥志賀(D)へ。
県道502号を北へ~雑魚川林道を東へ~雪深いであろう秋山郷を走りながら北に向かい、津南(E)へ。
そこから関越経由で帰宅。

夏場のツーリングの時間と距離の感覚が身についてしまっているので、思わずこんな計画を立ててしまいましたが…これは「雪道はペースが落ちる」ことを全然考えてないルーティングですね我ながら(笑)。雪道をたった半日でこんなに長い距離を走れるはずもなく。
そんな単純なことも、後から気づいた次第でして、つまりそれくらいの雪道初心者ということです。あしからず。

関越をひたすら北上し、水上あたりから、ちょっと小雪が混じってきました。
そして、長~い関越トンネルを抜けると…
…お~、除雪されてるけど、雪景色!
雪国の人からすればなんてことのない風景かもですが、なにぶん初のスノードライブなので、雪を見ただけでテンションが上がります(^o^)



わけもわからず、PAに誘導されていきます。
これが、いわゆる「チェーン規制」ってヤツなんでしょうか。初めてのことでよくわかりません。
道路の両脇からクルマのタイヤに向かってお湯(?)を噴射されました。

PAで、通過するクルマのタイヤを係員がチェックしているみたいですが…
…スタッドレスかどうか、一瞬で判別できるもんなんでしょうか? 素人にはわからないことだらけです(^^;;)



本線に戻りました。
路面はパッと見、凍ってなくて濡れてる感じ…ですが、部分的に凍ってる部分もあったりするのかなぁと、後続車に迷惑をかけない程度に慎重に走ったつもりでしたが…地元ナンバーのクルマにビュンビュン追い抜かれました。どうやら慎重になりすぎだったみたいです(笑)。

塩沢石打ICで降りて、国道353号を西北へ向かいます。
魚沼スカイラインの行き帰りに通る道なので、何度も走っていますが…冬はもちろん初めて。
当たり前のことでですが、雪景色になるだけで、見慣れた景色もまったく違って見えるなんていう単純なことに感動。

圧雪路っていうのを期待していたんですが、しっかりと除雪されて、轍が残っているだけ。
雪道を走りに来たのに、ちょっと残念…とか勝手なことを思ってしまいました(^^;;)
雪質とか、そういうこともよくわかりませんが…ためしに、轍や道路脇の雪を踏んで走行してみると、ベシャベシャしていて、水分が多い感じです。東京で降る雪と似ているような。
天気は、雪になったりみぞれになったり、ころころ変化。

今までは、夏の、雪のない状態しか見たことがなかったスノーシェッド。
初めて冬に見て、この構造物の必要性がよくわかりました。



この後、国道117号を西へ向かって野沢温泉村へ。
このあたりから晴れてきたのですが、かなりまぶしかったことですかね。
午後に西へ向かうと当然逆光になるわけですが、雪道だと、周辺の雪が太陽光を反射するうえ、除雪されていると路面が濡れて鏡のようにテカり、まぶしさが倍増する感じ。雪国は緯度が高いためにより斜陽になるせいか、さらに増幅されるように思いました。
次からはサングラスを持って出かけようと思います。

あと、野沢温泉は、白人のスキー客が多かったなぁ。
つたない英語でちょっと話しかけてみたら、オーストラリアから来てる人が多いみたいですね。
このあたりも、北海道のニセコ化してきているんでしょうか。

県道38号を南へ向かい、国道403号を経由してさらに南進。
この辺も雪はなし。
野沢温泉の手前からから、ずっと2WDのままです。

その後、国道292号を東へ向かい、志賀高原へ向かいます。
ほぼ除雪されていますが、標高が上がるにつれ、夜間はアイスバーンになりそうな感じのところも多くなってきました。
ここからは4WDです。
しかし、きついヘアピンで完全に道路が乾いているようなところも多々あり、タイトコーナーブレーキング現象が発生しないように、乾いているところでは随時2WDに切り替えながら走りました。
道路に設置されている「現在の気温」は、-1℃を表示。



志賀高原から、県道471号を北上し、奥志賀へ向かいます。
トンネルを3つ4つ抜け、徐々に銀世界になってきました。
急激に気温が低下したせいか、フロントウィンドウ(画面左の方)が曇ってしまいました。



こういう路面を、俗に「除雪された圧雪路」というのだと思いますが、(雪質も関係しているのかもしれませんが)ほとんど滑らないもんなんですね。スタッドレスタイヤの性能を、初めて実感しました。

奥志賀へ近づくにつれ、一面の銀世界に。
キレイだなぁ…。
しばし見とれながら走ります。
都内で雪が積もっても、道路がこんなふうに真っ白になるなんてことはほとんどない(排ガス等ですぐ真っ黒になる)ので、ちょっと感動です。
道路に設置されている「現在の気温」は、-5℃を表示。



クルマを降りて雪質チェック。
この辺りは、いわゆる「パウダースノー」ってヤツでしょうか。この日履いていた靴はelfのドライビングシューズでしたが(長靴ももちろん持参していますが)、雪用でない靴でも、全然滑らずグリップしました。雪を踏むとキュッキュッと音が鳴って気持ちよかったです(^^)
先ほど通った、塩沢石打のベチャベチャした水分の多い雪とは対照的。



この後、県道502号を北上し、雑魚川林道経由で秋山郷へ…と思っていたのですが、県道502号は入り口でゲート封鎖され、冬期通行止めになっていました(私が持っているツーリングマップルでは、とくに冬期通行止めの記載はなかったですが、考えてみれば豪雪地帯なので、冬季通行止めなのは当然ですね)。
この日、ここへ来る間にも、道に迷って、とある県道を彷徨ったのですが、マップルでは特に記載はないけれど通行止めになっているところが2つほどありました。
こういうのも、ひとつひとつお勉強ですね。

日が傾き始めて、だいぶ薄暗くなってきたので、帰宅の途につきます。



ここまで、特に問題なかった初めての雪道ですが、帰りは気温が急激に下がったためか、以下のような出来事がありました。

ウインドウォッシャー液、ノーマル仕様の、-7℃までしか耐えられないもののまま出発していました。
この日の気温ならギリギリ大丈夫じゃないかな…などど楽観視していたのですが、夕方にウインドウォッシャーを作動させたところ、やっぱり凍っちゃってました。原液に入れ替えないとダメですね。

それと、志賀高原からの帰り道は下りになるのですが、この日は日没とともに、一部アイスバーン化しはじめました。
ブレーキを踏んでも舵を切っても停まらず曲がらず、ツーッと滑ってしまう現象を初めて体験して、ちょっと焦りました(^^;;)
あたりまえのことですが、アイスバーンに乗ってしまったら、4WDもヘッタクレもないですね。以後、気をつけます。
道路が凍ってるかどうか、車外温度計を取り付けて目安にしたほうが良さそうですね(温度計の精度が気になるところではありますが)。

以上、40過ぎのオッサンが初めてのスノードライブでオタオタする様子をお届けしました。お粗末さんでした。